こんにちは。
梅雨に入り、蒸し暑い季節がやってきましたね。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日はアーユルヴェーダでよく活用されているスパイスのひとつ、ターメリックのお話をしたいと思います。
トップの写真は、我が家のスパイスボックス。
インド滞在時、インド人宅のキッチンで見せていただいたスパイスボックスに一目惚れして、現地のキッチン用品専門店で購入してきました。
中身は、クミンシード・マスタードシード・ターメリック・チリパウダー・ガラムマサラ・塩で、インド家庭料理の定番調味料を詰めています。
中央に鎮座している黄色のスパイスがターメリック。日本名ではウコンですね。
ウコンというと、日本では「飲む前に飲む!」みたいなイメージが強いんじゃないかと思うのですが、インドではほぼ毎日料理に使われていますし、時には食べるだけじゃなく、塗り薬としても用いられています。
インド旅行中に訪れたハンピという田舎の村(一応村全体が世界遺産の聖地)でのできごと。
診療所もない、本当に小さな小さな村で、野良犬なのか飼い犬なのかわからない犬がそこかしこにうろうろしています。
滞在していたゲストハウスには、ある一匹の犬が毎日散歩にきていましたが、虫刺されかなにかでひどいタダレがありました。
毛は禿げ上がり血がにじんでいる姿は、目を背けたくなるくらいひどい姿。
ところがある日、その犬の皮膚は黄色に染まっていました。
そして数日すると血のにじみはおさまり、明らかに症状が改善しています。
どうしたのかと不思議に思っていると、長らく留守にしていた飼い主が家に戻り、その犬の症状をみてターメリックを擦り込んでいたらしいのです。
日本でいう「火傷にはアロエ」的な、インド版おばあちゃんの知恵袋で「傷にはターメリック」というわけでした。
ターメリックにはたしかに乱れたピッタを鎮める性質があり、消炎作用があります。
なるほど、ターメリックには外傷への効能もあるのだなと思ったできごとでした。
これから夏に向け、ピッタドーシャが高まっていきます。
体の中に熱を溜め込めやすい季節。
ピッタが乱れて、消化不良や肌トラブル(吹き出物など)を起こしやすくなります。
そんなときには是非ターメリックを。
料理に使って体内に取り込むもよし、ヨーグルトと混ぜてパックするもよし、お水に溶いてコットンで肌になじませるだけでもニキビの炎症が落ち着いてきますよ。
ただし、顔が黄色く染まっちゃいますので、ご注意を!(よく洗うか1~2日すれば落ちます。)
是非お試しください^ ^
そして蒸し暑い夏を乗り切りましょう!
Natsumi