今日はダライ・ラマ法王の講演を聴きに横浜へ。
わたし自身、特に熱心な仏教徒というわけではないのですが、仏教の教えは好きで、ダライ・ラマという人への興味は以前から大きくありました。
2年前にインドのダラムサラでティーチングを聴くチャンスを逃していたので、今回日本でようやく念願叶ったわけです。
今日の講演のテーマは、わたしたち人間が必ずもっている尊い種(=愛情と慈悲のこころ)のお話。
愛情=相手が幸せになったらどんなにいいだろう
慈悲=相手が苦しみから解放されたらどんなにいいだろう
という気持ちを、もっともっと育てていく必要があり、
そのためには、
①たくさん勉強をして(仏教でいえば、聖典を読んだり師匠から教えを受けたり)
②得た知識を自分の中でよく分析し理解して
③実践を通し体験していくこと
なんだそうです。
すごくシンプルだけど、
たぶん②と③は、そんなに簡単なことじゃない…
でも、繰り返し行うことで慣習化されるとのこと。
そして、仏教ならではの教え
仏陀は汚れを取り除いてはくれない、
悟りを開かせてくれたりもしない、
ただその方法を説くのみ、
努力するのはあなた自身ですよ、と。
棚からぼた餅狙ってないかな、楽して何かを得ようとしてないかなと
ちょっとドキッとさせられるお言葉でした。
法王は、お話の最中にも聴衆を見回してはニッコリと手を振るチャーミングなお方で、ご高齢にもかかわらず講演は立ったまま。力強い声が印象的でした。
もう今日は初“生”ダライ・ラマということでルンルンで待ち焦がれていたせいもあって、法王が壇上に現れた途端、もうあの圧倒的に優しいエネルギーに即ウルウルなわたしなのでした。
あぁ〜いい時間だったな〜
Natsumi