ティルヴァンナマライへ

チャイ屋さんありがとう

ナマステ!

後ろ髪引かれながらアシュラムを出て、ローカルバスで45分22ルピー、終点のマドゥライバスターミナルに到着。

バスターミナルから列車駅までは徒歩15分ほどの道のり。

一緒にアシュラムを出た台湾人のアリスは、チェンナイ行きのバスまでの時間を駅でごはんを食べながら一緒に過ごしてくれました。
なんとマドゥライ駅、無料WiFiがばっちり使えます。
ホームも3つくらいしかない小さな駅だけど、なかなかやります!

マドゥライからティルヴァンナマライへは、直通列車が週に3本。
通常はVillupuramで乗り換えをしても7〜8時間で着く距離。
わたしはこの乗り換えなしで寝ていかれる直通列車を予約していたので、マドゥライ駅を19:00に出発して翌朝5:00に到着予定です。
10時間の列車旅。スリーパークラスで270ルピー。
離れがたいマドゥライを去るには、ピッタリなスロー列車。

チケット記載の予定時刻より5分早めの出発となり18:55マドゥライ発車。
見送ってくれるアリス。
仲良くなれて楽しかった〜!ありがとう〜!また今度、近い将来、たぶん別の場所で〜!

シーユーアリス

車両で隣り合わせたインド人家族は、日本人のわたしに興味津々。
決して上手くはない英語でいろいろと話しかけてくれます。
マドゥライではどこに行ったんだ?
インドはどのくらい滞在しているのだ?
いくらくらいかかるのだ?
などなど。笑

でもお隣さんと仲良くなると、いつも下車のときに助けてくれます。
次はどこの駅なのかとか、全然わからないんで。

で、すっかりいい気持ちでスヤスヤと眠り、気がつくと下車予定時刻の10分前!

うっわーー!ビックリした!寝過ごすところだった!

急いで降りる支度しなくちゃ!

と、人がゴロゴロ転がっている床の横で、バックパックを引っ張り出すわたし。

さ、もうすぐ駅に到着かなー

5分、、、10分、、、15分、、、

予定時刻を過ぎても駅に止まる気配がない。

あれれ?いつもの通り遅れてる??

そう思って、車内を通りかかったチャイ屋さんにティルヴァンナマライはまだかと尋ねると「going」との返事。

へ?goingってどういう意味?向かってんの?過ぎてんの?どっち?!

すると、仲良くなったインド人家族の妻が確認してくれ、過ぎちゃったって…!!!

マーーーーージーーーーーーでーーーーーーー???笑

遅れることが普通のインドで予定時刻より前に通り過ぎるって、、、どうよ?!!

がびーんがびーんがびーん。直行列車のはずが、まさかの折り返し!笑

さて、じゃぁ次の駅で、と軽く考えていたら、チャイ屋さんが言うには「1時間後に次の駅に着くからそこで各駅停車に乗り換えて戻りな!」とのこと。

スロー列車のわりに1時間も次の駅まで止まんないなんて!

そこもびっくりー!

次の駅は本当に1時間以上経ってようやく停車。
チャイ屋さんがとても親切で、世話を焼いてくれます。「ホームの階段使ってたら間に合わないから線路を横切れー!」と。

え!どうすりゃいいの?わたし、それやったことないけど!笑

するとチャイ屋さん、わたしの手荷物を持ってくれて(自分の商売道具も抱えてるのに!)、隣に止まっていた各駅列車へ案内してくれる。

中にいた乗客にも助けられながら車両に付いている垂直のハシゴを登り、なんとかタッチの差で出発に間に合った〜!!
ありがとう、チャイ屋さん!!

しかも列車に乗り込むと、混み合った車内にわたしの席まで確保してくれて(チケットも持ってないのに!)、一緒の車両の人たちも荷物を網棚に載せるの手伝ってくれたり、至れり尽くせり。

みんな、なんて優しいのーーーーー!!!

乗り過ごして「しまったー!」と思ったものの、ティルヴァンナマライへは明るくなった後に到着できるし、車窓からいい景色を眺めながらの移動だし、何より人の親切をこんなに受けられて、なんだ結果オーライじゃん!って思えました。

ティルヴァンナマライ駅では、やっぱり周りの人たちが「ココだココだ!」と教えてくれ、予定から3時間遅れで到着。

ようやく、やってきましたティルヴァンナマライ!
シヴァの落とした水滴から始まるガンジス川の源流があるガンゴトリ(正確にはゴームク)から、シヴァそのものであると言われるアルナチャラ山のあるティルヴァンナマライへと、今回のインド旅、まったくそんな計画じゃなかったのに、気づけばストーリーが出来上がってた!すごい!
※シヴァはヨガの神さま

さて。インド旅の終わりに、ここでどんな時間を過ごしましょう。

ラマナアシュラムのゲストルームは満室で予約が取れなかったので、近くのゲストハウスに泊まりながら毎日アシュラム通いしようかなと思っています。

久々にひとりきりの時間。
静かに自分と向き合います。

Natsumi

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。