こんにちは。
日本各地で豪雨災害が発生しています。
みなさんのお住まいの地域は、どんな状況でしょうか?
安易に危険な場所に近づかず、かといって過剰に不安にはならずに、自分のセンサーを働かせながらこんな日々は過ごしたいものですね。
さて。
今年5月から、静岡市の護国神社至近にあるゼントラヨガスタヂオというところでヨガ講師を始めました。
週に1回、木曜の10時クラスを担当させてもらっています。90分のハタヨガクラスです。
平日の昼間ということで、土日休みの会社員の方々にはなかなかご縁がありませんが、主婦の方やシフト制の勤務スタイルの方々にお越しいただいています。
今朝は突風吹き荒れる土砂降りの天気。
もしかしたら今日は誰も来ないかもしれないなと思っていました。
ですが、国道が渋滞する中、クラス開始直前に3名の生徒さんが滑り込みで参加してくださり感激!
みなさん、クラス後にはスッキリした表情で、元気に帰って行かれました。
何か物事に取り組もうとするとき、そこに楽しいだけではない意志の力が必要になるとき、人はいくらでも注意散漫になることができ、後回しや回避するための言い訳を用意することができます。
ヨガクラスに来るということも例外ではありません。
原付バイクでやってくる生徒さんもいらっしゃいます。こんな天気の日には、風邪でもひいたら困るからといってクラスを休むことも選択肢としてあり得るでしょう。
ですが、彼女はやって来ました。「自分の体を知りたい」という意志があり、今日その意志の力をコントロールできたからです。
最近、メンタリストDaiGoさんの「自分を操る超集中力」という本を購読しました。
目標ややるべきことが目の前にあっても、なかなか集中して取り組めない・または継続しないその理由と、集中力を養い意志の力をコントロールする方法について紹介されていました。
著者自身も、子供の頃は学習障害児と疑われるほどの集中力のない時期があり、それを克服して現在のパフォーマンス能力を手に入れたそうです。
人は本能として、身の安全を守るために注意散漫になる機能が脳に備わっているそうです。狩猟民族時代の名残だそうです。
しかし、人間を人間たらしめる大脳新皮質の前頭前野が集中力や意志の力を司っており、その能力を養うこともできる。
生まれながらに持ち合わせた集中能力に差はあっても、鍛え方しだいで驚きの集中持続力を身につけることができるんだそうです。
ヨガでは、体を動かしたり呼吸法を使ったりしながら健康維持や自分の特性を知るといった取り組みの先に、一点集中と瞑想というステップが用意されています。
一般的なエクササイズとの大きな違いのひとつには、ヨガは一定時間の集中力を養う訓練であることもあげられると思います。
DaiGoさんが書かれたトレーニング方法のほとんどが、ヨガで取り組んでいることと合致しており、サイエンス的にヨガの取り組みが集中力を高める方法として合理的であるということがわかります。
太古の昔、偉大なヨギたちが発見し後世に伝えてきた、エビデンスに裏付けされたであろう数々の人間の能力開発方法を、ようやく現代の脳科学や心理学などのサイエンス分野がデータとともに追いついてきたというかんじでしょうか。
ここで簡単にDaiGoさんが書かれた集中力を高めるトレーニング方法を紹介しておきます。
・軽い運動習慣をもつ
汗ばむ程度の運動には、集中力の切れた前頭葉をリセット再起動する効果がある
・鼻呼吸を行う
口呼吸に比べ、前頭葉での酸素消費量が削減できる
・背中を真っ直ぐに保つ
横隔膜を使った深い呼吸が前頭葉への血流を促す
・血糖値の上下が穏やかな食事
食べもの、食べ方で、消化にかかるエネルギーを減らし、脳内にエネルギーを残す
・十分な睡眠と早起きの習慣
完全に脳が休息を取る時間を確保するとともに、セロトニンの分泌が活発になる早朝の陽を浴びる
・瞑想を取り入れる
思考を減らし、一点集中する訓練を行う
ヨガの取り組みが集中力と意志の力を強くし、その高い集中力と強い意志の力をもって、やりたいことやるべきことに取り組むことができたなら、もっともっと人生を濃く面白くしていけそうですよね。
今日参加してくれた生徒さんの姿を見て本当に素敵だなと思ったし、そんな生徒さんたちと一緒にクラスができたことが嬉しかったし、意志の力と集中力を磨く取り組みをヨガを通して続けていきたいと思いました。感謝。
Natsumi