こんにちは。
10月も半ばに来て、一気に涼しくなったり夏日にぶり返したりと、変化が激しい毎日ですね。
私は数日間、寒暖差で鼻水が止まりませんでした。
みなさんはいかがお過ごしですか?
さて、前回の徒然日記では、旅行に行ってきたお話を書きました。
この十数年の間に、かれこれ何十回と海外へと出かけて、
それはそれはとても楽しく
いつまでたっても旅に出たい気持ちは衰え知らずなわけですが、
そんな中ここ数年、
唯一毎回辛い思いをし、悩まされていることがありました。
それは、飛行機移動中に起きる耳痛です。
いわゆる「耳抜き」ができない状態。
飛行機用の耳栓をつけたり、飴玉をなめたり、いろいろ対策をしてみたものの、
耳の奥のツーンとした激しい痛みは毎度のこと襲いかかってきていました。
酷い時には中耳炎を起こすほど。
着陸後も空気が抜けず、唾を飲み込むと耳の奥にバリっと音がして激痛が走るなんてこともよく…
旅のため避けては通れない道とはいえ、やはり飛行機移動には若干のトラウマも覚えていました。
なぜここまで、耳抜きができなくなってしまったのか。
わたしは、あるとき、旅前に耳鼻科を訪ねたことがありました。
飛行機に乗る度、中耳炎もしくはその手前ぐらいまで耳を痛めてしまう。
何かいい方法はありませんか、と。
耳鼻科の先生からは、鼻炎用の飲み薬と点鼻薬が処方されました。
とにかく鼻の通りを良くしておくように、ということです。
その後、その薬を信じて飛行機に乗り込むと、なんといつもよりだいぶ楽になったのです。
なるほど、「鼻の通りか!」とガッテン。
それからというもの、旅に鼻炎薬と点鼻薬は欠かせないものになりました。
しかしながら、この点鼻薬、どうにもマズイ。
鼻の奥から垂れてくる薬が苦くてマズくてたまらない。
しかも、タイミングを外すとやはり耳抜きができない状況になってしまう。
機内に持ち込み忘れたときなんて最悪。
ワガママ言ってる場合ではありませんが、
毎回薬を飲まねばならないのも、なんだかなぁーと思っていました。
そんなところ、半年ほど前、ヨガのお師匠さんから、鼻のつまりを解く方法なるものを伝授してもらったのです。
正確には、左右の鼻腔の優劣を逆転させる方法なのですが。
わたしたちの鼻腔は普段、90分から120分間ごとに左右のつまりの優劣が入れ替わっているって、
知っていましたか?
これは、交感神経と副交感神経のバランスを保つこととも関係しているのです。
右の鼻の穴は左脳と、左の鼻の穴は右脳と、それぞれ関係しており、
右の鼻の穴が通っているときは左脳が優勢で思考が活発な状態、
左の鼻の穴が通っているときは右脳が優勢でリラックスしていたり眠たい状態に近いんだそうです。
それをヨガでは、呼吸法の練習の前などに左右の鼻の通りを整えておくため強制的につまりを解きます。
具体的には、
詰まっている方の穴と同じ側の手を、逆側の腕(ワキ)に挟み込むという方法です。
手をパーの状態で挟んでもいいですし、グーにして(拳をにぎって)ワキに押し当てるように挟み込んでもOKです。
もし右の鼻の穴がつまっていたら、右手を左のワキに挟むことになります。
※写真参照
この方法、本当に効果がありまして、
挟んで2-3分経つと、本当に鼻の通りがよくなるんです!
これを飛行機の中でやってみたところ効果テキメン!!
なんと耳抜きができるように…!!涙
ただし、手をずっと挟みっぱなしでいると、今度は逆側の鼻の穴が詰まってきますから、適当に挟んだり抜いたりしなくてはいけないんですが。
でも、お薬に頼らなくても、この方法があれば私の耳は救われるようになったのです。
もちろん、風邪やアレルギーで、完全に両鼻つまった状態のときは無理だと思いますが、
もし飛行機や新幹線でわたしと同じようなお悩みをお持ちの方がいらっしゃったら、
是非試してほしい方法です。
Natsumi