徒然日記

カーンマーケットの誘惑

ナマステ!

パンチャカルマトリートメントを終えて、我慢していた普通食にがっついてしまったわたし。。
リシケシで行っておきたかったOasis CafeとTipTopレストラン、The Officeで食べたものは、滞在最終日にドクターから控えるように指導された食べ物ばかりでした。笑

やっぱり、好きな食べ物っていうのはバランスを崩す食べ物なのね。
トマト、ナスはNG。生野菜は日中以外NG。重たい食べ物NG。

って…
ナスとトマトのムサカ。
ムサカ

サラダたっぷりのフムス。
フムス

ディープフライのバナナサモサ。
バナナサモサ

全部NGだったじゃん!

指導を受けたのが食べた後で良かったです。笑
行きたかったレストランに全部行けて、とりあえず心おきなくリシケシを離れられます。

リシケシからバスで7時間、ニューデリーまで戻ってきました。
なんと驚きのオンタイム。
1時間程度の遅れを見込んでいたため、バスを降りる準備が遅れたほどです。

デリーでは、空港へ向かう前にどうしても寄っておきたい場所がありました。
在印日本人のあいだでは「インドの代官山」と言われているKhan Marketです。
お洒落な服屋さん、雑貨屋さん、カフェが集まっていると聞いて、デリーを離れる前にほんの少しでいいから覗いてみたい!
ということで、カシミールゲートからバイオレットラインに乗って、カーンマーケット駅まで直行しました。

いやぁ〜、便利便利。乗り換えなしで来られるなんて!

本当は邪魔な荷物をニューデリー駅(メトロ)のクロークに預けて来ようかとも考えていたんですけど、乗り換えなしなら、もうそのまま行っちゃえ!ってことで。
そんなに時間もないし、小さなマーケットだし、荷物は店の隅っこにでも置かせてもらえばいいかなと。

さて、駅からすぐのカーンマーケット。
スタバがある時点で、高級エリアなにおいがします。

ハイセンスなお店がたくさん。
さすが高級マーケット。物価もそれなり。
っていうか、高い!です。日本と変わらない。もしくはそれ以上と思えるものも。

バスが遅れなかったことで、予定よりものんびり店を見て回れることになったのが命取りでした。
かわいいものの前には、ガマ口を開かざる得ません。ノーチョイスです。

インド綿を使ったシンプル&ナチュラル系の服屋さんを発見。
どれもこれも、日本で全然問題なく着られるお洋服ばかり!
これは、、、やばいー!!

値段はそこそこしますが、日本で買うことを考えて、それよりはお得だなと思うものを。
なおかつ、今後の旅に邪魔にならないものでなければいけません。

カーンマーケット

次は、目をつけていたケーキ屋さんL’Operaへ。
しばらくアシュラム生活で素朴な暮らしになるので、その前に贅沢しておきたいと思います!
店名からもわかる通り、フレンチスイーツ。綺麗にデコレーションされたケーキや、マカロン、クロワッサンなどのパストリーも充実。
迷う!どれにしよう!フルーツタルトも美味しそうだし、ミルフィーユもいいなぁ。チョコケーキも捨てがたい!ムズ!

オペラ

けれども、欲しがる気持ちと裏腹に、朝昼兼用で食べたパンがまだ消化しきれてない。
チョコパンだったから、チョコはもうくどいかな…

結局、ボリュームを抑えてキャラメルエクレアを注文することに。
エクレアなんて、普段スーパーで100円とかのしか食べてないから、ケーキ屋さんで注文するなんて贅沢してるかんじ、すごいです。けっこういい値段。195ルピーだから300円以上。

さて、店の奥のイートインスペースでカプチーノと一緒にいただきます。
エクレアをフォークとナイフで!初です!

パクリ。

んーーーーーーーーーー♡美味ーーーーーーーーー♡

甘さ控えめのカスタードと、ちょっぴり塩気のあるキャラメルが絶妙なハーモニー!
なにーーーー!!すごいじゃない!!インドやるじゃない!!
これは近所のケーキ屋さんに置いてあったら、リピートしたい美味しさでした。

エクレア

さぁさ、カーンマーケットにいては、心奪われるものが多くありそうで危険です。
余裕をもって空港へと向かいましょ。
あぁ〜本当に楽しいマーケットだったな〜。

メトロに向かう途中にあったモモスタンド。美味しそうに食べているおにいさんがいて気になり小皿を注文。
5個20ルピー。贅沢のあとの超庶民的な値段に和みます。

19時にカーンマーケットを出て、ニューデリーで乗り換えエアポートメトロで空港T2へ。
T2はメトロを降りてからちょっと歩くので、チェックインカウンターに到着したのは20時半頃。
21:45のフライトなので、ちょうどいいかんじでした。
天井が低いからか、昭和っぽさを感じる建物です。
ターミナルもこぢんまり。

なんだか小刻みに食べ続けていますが、一応夕食ということでSubwayのラップを。102ルピー。
パタンジャリでシャンプーと洗顔料を買い、いざ搭乗口へ。
さすがindiGo!オンタイム!
寒い北インドからいっきに南へ!まずはチェンナイへと飛びます。ゴーゴー!

Natsumi

リシケシでカラーリング

ビューティーパーラーマダム

ナマステ!

カラーリングっておしゃれに書きましたが、「白髪染め」です。笑
タイトルにするには、ちょっとストレート過ぎるなと思ってボカしました。はい。

日本を出て4カ月。
そりゃ白髪も伸びますよね。
だいたい1〜2カ月に一度のペースでヘナをしていたので、こんなに放置したのは初めて。
いやぁ〜ビックリ。こんなに白髪あったんだぁ…いつの間に…

で、そろそろヘナしたいなと思っていて、自分で粉買って染めてもいいかなとも思ったんですけど、(インドじゃヘナ粉めちゃくちゃ安いんで、)でも手袋もないし、いろいろ面倒になってきて、ビューティーパーラーに行ってみることに。

ラムジュラに二軒美容院があって、それぞれ料金を聞いてみると、
お父さんと娘ふたりでやってるわりと小綺麗なOM美容院は1500ルピー。
ちょっと古めのお店でマダムがひとりでやってるISHA美容院は800ルピーとのこと。
あ、これ、オーガニックヘナでなおかつブラック染めの料金です。ブラック染めってことは、インディゴとかが混ざってて100%ヘナではありません。
ケミカルのものはもっと安いんですけどね。

で、結局値段が安い方のお店に決めました。
なんかマダムもいいかんじの人だったし。
で、前日に「明日10時に来ますから準備しといてくださいねー。」と予約。
当日きっちりオンタイムで向かいました。

ここからは、マダムの独壇場。
手際よくヘナを塗りながら、待ち時間(浸透させるため)も含めた1時間半、わたしの相槌をときどき挟んで、99%彼女が喋り続けました。笑
でもね、すごく面白かったんです、彼女のお話。感心することもけっこうあって。
なので、カラーリングのタイトルをつけましたが、ビューティーパーラーのマダムのお話です。

ーーー
今朝はね、すごく早起きをしたのよ。あなたが10時に来るって言うからね。夫には今朝はダールを用意しなかったの。時間がなくてね。わたしはね、朝がとっても忙しいのよ。まず4時に起きてシャワーを浴びて、それからシヴァテンプルにお参りに出かけるの。それから家に帰ってきて、家族の食事を用意して、朝食を取って、洗濯をして、掃除をして、家事をすべて終わらせてから店に出るのよ。だから、とても忙しいの。今朝は3時に起きたわ。

これは、予約時間が早過ぎたのだろうか…と不安になる。

娘がね、「ママ、今朝はこんなに早く起きて支度をして、本当にあの人は10時に来るの?」って聞くのよ。だからね、わたしは言ったの。「それはわからない。来なかったらそれはそれでいい。早めに家事を終えたのだから、ゆっくりできるじゃない?シャンティに過ごす時間が出来るだけのことよ。」ってね。でもね、こうも言ったの。「あの人は正直な目をしていたから、きっと来ると思う。」ってね。けっこういるのよ、明日来るって言って来ない人。でも、あなたは来ると思った。だいたい人の顔を見ればどんな人かわかるのよ、わたし。

おぉ…!目の前のやるべきことをやって、結果を気にしない。まさにヨガ的!マダム!

家族はね、こんな寒い冬の朝にはお参りはお休みにしたらと言うのよ。でもね、わたしは5歳のときから毎日欠かさずお参りをしているの。これはわたしのカルマなのよ。どんなことよりも優先してすることなの。体調が悪くたって、助けを求めにお参りに行くわ。人間はとてもわがままなのよ。冬は寒いと言って、夏は暑いと言う。いつだったらいいっていうの?いつだって文句を言うのよ。そうじゃないの。いつでも完璧なのよ。いつだって神様が用意してくれた完璧な状態なのよ。

マダム!すごい哲学的!

わたしはお参りに行くときに猛スピードで歩いていくの。だから、薄着でもへっちゃらなのよ。お参りと運動、一石二鳥!息子がね、怠け癖があって、20歳だというのにもう白髪があるのよ。わたしはまだ1本しかないのに。一日中携帯を見てゲラゲラ笑っているから、数年後には眼鏡が必要になると言ったわ。息子は夢見がちで、なんでも親に頼めば手に入ると思っているの。だから言うのよ。「欲しいものはお金を稼いで買うのよ。お金を稼ぐためには、今すべきことをしなくてはダメ。」って。わたしは先に死ぬでしょ?きちんと独り立ちさせないといけない。健康的に生きることもそう。息子は「ママもヨガをやったら?」と言うけれど、わたしは毎日お参りをして家事をしている。これがわたしのヨガなのよ。

そのとおりです!マダム!

わたしの母はとても厳しい人だったから、子供の頃から家事を仕込まれて、あらゆることをやらされてきた。子供の頃は反発したい気持ちもあったけど、今は母の気持ちがわかる。わたしは何でもできる大人になったのよ。インド料理もなんでも作れる。あっという間よ。わたしは家事をしているときはとても集中しているから、余計なことを考えずにあっという間にやるの。ダラダラ家事をするのは好きじゃないのよ。パパッとやって、その後ゆっくりシャンティに過ごすのが良い。だから、結婚後も美容学校に通って勉強できた。
今は時代が変わって子どもたちは高等教育を受けているから、お金を稼ぐようになるでしょう?すると、何でも買えば済むと思うのよね。食べるものでも何でも。でもお給料だって決まった金額なのだから、なんでもかんでも買えるわけではないでしょ。節約も必要。食事は家で作るのが一番健康的で経済的なの。それに、お金を得るためには働かなくてはいけないし、働くならばいろんなことが出来た方がいい。
でもね、息子に言うの。「わたしはこう思うからあなたにアドバイスする。でも選ぶのはあなた。違うと思ったらそっちを選びなさい。」ってね。結局はわたしの意見がベストだと認めるんだけど。

マダムの集中力すごそう!
そして、息子さんへの愛情と尊重する気持ち、よく伝わってきます。

わたしは一日中、家と店を行ったり来たりで、とても忙しいでしょ?だから友達がいないのよ。笑
でもね、それでいいの。女友達が数人集まって会話すると、自然の流れで、陰口や噂話にどうしてもなるでしょ?わたしはね、なんでもストレートにものを言うの。後からコソコソ言うのは良くない。だから、そういう会話には入りたくないのよ。いい会話をしていると良いものが見える。悪い会話からは悪いものが見えるから。人生は短い。わたしには浪費してる時間はないのよ。
たまにこうしてお客さんとおしゃべりをして、いい時間が共有できたらそれでハッピーなの。

マダムの人生観、素敵です!

じゃぁ、そろそろ時間ね。流しましょう。
お湯でもいいけれど、色の保ちは良くないかもしれない。夫がね、先日髪を染めてきたときに水で洗うように勧めたのよ。色保ちのためにね。でも、彼はお湯で洗って一週間で色が落ちてしまって嘆いていたわ。「君の言った通りだった」ってね。わたしなんか、毎朝水シャワーなのよ。一年中真冬でもね。内側が強ければ大丈夫なの。メンタルが弱いと何でもすぐにダメになる。でも、わたしは強いのよ。だから風邪もひかない。結婚してから一度も寝込んでないわ。

水で!水でお願いします!わたしもヨガを志す者の端くれとして!

どひゃー!つ、つ、冷たい!!でも耐えるーーーーー!!!

わたしはね、毎日お参りをしているからときどき神様に願いを聞いてもらえることがあるの。息子が小学生の頃、インドの独立記念日に指定の制服を着て行く日があって、前日に洗って屋上に干しておいたのね。そしたら猿がネクタイとベルトをどこかへ持って行ってしまった。わたしは「あぁ、どうしよう。息子は明日先生に叱られてしまう。」と思って、お寺に行って神さまにお願いしたの。「わたしは毎日お参りをして、正直に生きています。あの猿はわたしの猿ではなく神さまの猿です。わたしにはどうすることもできません。できるのは神さまだけです。どうか息子のネクタイとベルトを返してください。」って。すると、どうなったと思う?そのあと屋上へ行ったら、ネクタイとベルトが置いてあったのよ。こんなことがあるもんだから、息子が「ママ、明日のテストがうまくいくようにお祈りして。」って言うのよね。でも人間はわがままでしょ。困った時だけ神に祈るのよ。違うの、幸せなときも、どんなときも、いつも神さまを想うのよ。それが大事なのよ。

まったく耳の痛い話です。困ったときの神頼み。何回したことか。汗

でもね、わたしにとってはお参りがカルマで大事なことだけれど、これはわたしのこと。家族に押し付けてはいけないの。ときどき夫には、ほんの一動作だけ、お祈りしてって頼むことはあるんだけれど、家族にはそれぞれカルマがあるから。わたしはわたしのすべきことをして、それでハッピーハッピーなのよ。

ーーー

マダムの顔は本当にイキイキとしていて、芯の強さと、しなやかさと、優しさが滲み出ていた。
二軒ある美容院のこちらを選んだことに、いい流れキャッチしたなぁ〜って感じがあったし、あぁ大切なことって、自分のアウェアネスさえ整っていれば、いつでもどこにでも教えてくれる先生がいるんだなって。別にワークショップやアシュラムやどこかの教室に行って、改まって学ぶことだけじゃないなって。

彼女の場合は、バクティヨギと呼べるのかな。お参りっていう行動を中心に、生活全体をきちんとコントロールできていて、大事なものの順番もハッキリしているから、無駄がない。

髪もしっかり黒く染まって、最後はドライヤーで髪を乾かしてもらい、満足してお店を出ました。
ありがとう、マダム。いい話が聞けて嬉しかった。

Natsumi

体と向き合う

ナマステ!

今回の旅で、必ず受けようと決めていたパンチャカルマ。
(パンチャカルマとは、アーユルヴェーダデトックスプログラムのことです。)
前回受けたのは4年前で、アーユルヴェーダセラピストコース受講中、クリニックの一室にひとり暮らししながらでした。

どこで受けようか、日本を出る前からいろいろと調べていましたが、今回はリラックスできる滞在型で完全に食事のコントロールもしてくれる清潔な施設を希望!
できれば気候と環境が良いケララがいいかなぁ〜と思っていましたが、お値段もそこそこ。。

で、リシケシ滞在中に、スリンダーヨガスタジオの隣に綺麗なアーユルヴェーダ施設を見つけて、アビヤンガを試しに受けてみると、なかなかの腕前。パンチャカルマコースについて聞いてみると、1週間15000ルピーで全部込み込み!これは、3週間コース受けても8万円くらいでかなりお得!ってことで、12月の寒いリシケシでパンチャカルマ を受けることになりました。

シャンティマカーン入口

チェックイン当日、料金に相違があり、滞在しながらのパンチャカルマコースは1週間22400ルピー(1日3200ルピー)と言われて揉めました。
あれだけ何度も確認したはずなのに…。
オープンしたての施設(2018年9月オープン)で、スタッフも慣れていなかったのかもしれません。

で、ボスであるドクターと直接交渉することに。
ドクターは「まぁシャンティーにいきましょう」と私をなだめます。笑

いろいろと検討した結果、滞在は20泊21日で、そのうちトリートメントは18日間、料金は3週間55000ルピーで落ち着きました。
話せるドクターでよかったです。

施設名
Shanti Makaan
ドクターはParmarth Niketanのクリニックにも所属しているジェントルメンです。

コース内容
18日間 アビヤンガ&スチームバス
7日間 シロダーラ
2日間 バスティ(目)
2日間 ナスヤ(鼻)、バスティ(耳、口)
7日間 ヴィレチャナ(下剤療法) ※薬を飲むのは1日だけ
6日間 バスティ(浣腸療法)

上記を組み合わせて18日間のコースにします。

食事は1日3回。
朝 ポーリッジと果物
昼 ターリー(ライス、チャパティ、サブジ、ダル、チャツネ)
晩 ケチャリとダルスープ
その他、お湯、ハーバルティー、ジンジャーレモンウォーターは飲み放題です。

ヨガクラスが朝の7時と夕方4時からあります。
っていうか、まだオープンしたばかりなのでプログラムが固まってないみたいで、頼めば先生が来てくれるって感じです。

さて。
実際にパンチャカルマを受けてみての感想をザックリと!

○マッサージ
途中でセラピストが変わりましたが、どちらのスタッフも、手際よくトリートメントしてくれました。
力加減はちゃんと希望を言って対応してもらうのが大事です。強すぎるマッサージはヴァータを上げるとのことです。そして、きちんと希望を伝え対応してもらうことで、お互いの満足が高まります。日本人はとかく遠慮しがちで、希望=クレームと考えがちですが、これは不満を生みやすいので気をつけたいところ。せっかく長く滞在して安くはないお金を払うのですから、きちんと希望を伝えましょう。セラピストとの信頼関係も深まります。
トリートメントルーム

○施設
オープンしたてということで新しくて綺麗です。毎日スタッフがお掃除してくれるので清潔。日本人でも十分快適に感じるレベルです。できれば部屋は南側を取ってもらうように頼みましょう。明るくて暖かいです。12月のリシケシは朝晩かなり冷え込むため、トリートメントルームではヒーターを使ってもらいました。それでも、停電があればヒーターも使えなくなってしまうんですけど。。毛布の用意があるので、それを掛けてもらうとだいぶ違います。
とはいえ、やはりリシケシでパンチャカルマを受けるのなら、6月もしくは9〜11月をお勧めします。
部屋
トイレ
ダイニングホール

○食事
昼ごはんのターリーが美味しくて、ついつい食べすぎました。優しい味付けで消化に軽いです。
晩ごはんのケチャリとダルスープがけっこう薄味で、ちょっと物足りないときもありました。まぁ、療養食と思えば、こんなものなのかもしれません。
Ayurvedic Thali

○ヴィレチャナ
6日間、毎日トリートメント後にギーを飲みます。ギーはジンジャーレモン水で溶いて出してくれるので、飲みにくさはだいぶ軽減されました。
7日目の投薬は、ペースト状のお薬で、ドクターがマントラを唱えながらミルクで溶いたものを出してくれました。
薬の効きは穏やかだけれどしっかりで、10時頃に飲んで昼前にはトイレ通いが始まり、夕方までベッドとトイレの往復をしました。痛みは前回に比べればほとんどなかったと言っても過言ではないかも。よくある腹痛と違って、体力が消耗される感じはありません。体がどんどんスッキリ軽くなっていく感じ。この日は朝・昼と食事抜きで過ごすのですが、夕方にはけっこうな空腹感。でも晩ごはんはダルスープのみで我慢です。食事はゆっくり戻していきます。

○バスティ(浣腸)
オイル浣腸は余裕でOK。でも、ハーブウォーターの浣腸は、いつも苦痛を伴いました。
施術ベッドとトイレが近くにあったのは救い。裸でトイレに駆け込むとかなり冷えるので、2日目からは上半身は服を着て浣腸を受けるようにしました。

○効果
すごい!肌がピカピカになりました。乾燥が改善されて毛穴が小さく。髪もしっとり落ち着いてきました。
チェックインした日の晩は体が冷えてすぐにベッドに潜り込んでしまっていたのに、終わり頃には冷えにくい体に。
年中悩まされていたニキビも、できたとしても小さくて軽いやつ。
驚きは生理。コース中にやってきた生理は、この10年の中で最高に良いものでした。ダラダラと長引く経血が、今回はピタリ!あまりの軽さに感動。不快感ゼロでした。

この期間は、じっくり自分の体と向き合った、すごくすごく貴重な時間となりました。
トリートメントと食事の時間以外は完全フリーですが、できるだけ刺激を避けて施設内で過ごしていたので、ヨガ(アサナ、プラナヤマ、瞑想)にも時間をかけて取り組めました。
ダヤナンダアシュラムで買った英語の冊子をコツコツ毎日訳しながら読む、というのも、これだけ時間があったからこそ。
フィジカルとマインドの体が、優しくまぁるく整っていく時間でした。

日本で働いている人たちに3週間のプログラムを受けにインドまで来る時間はないかもしれません。
何十年も働く中でたったの3週間なのに、それを確保できないのはとても残念なことだと思います。
でも、もし、いつかその時間が取れるときがあったなら、ぜひ一度パンチャカルマを受けてほしいなと思います。
体内をお掃除すると、感覚がシャープになって、エネルギーもよく巡ります。
エネルギーがよく巡れば、病気もしにくくなり、仕事もはかどる!!

というわけで、わたしも帰ったら仕事頑張るぞー!!

Natsumi

デリーでインターン

ナマステ!
こんにちは!

ひと息入れに出たネパール滞在10日間はあっという間に過ぎ去って、インドに戻りました。

ひと息入れるのと同時にインドビザ90日ルール問題もあって、いったんインドを出ざるを得なかったんですよね。

1年半ほど?前に、突然設定された90日ルール。半年ビザを持っていたとしても、91日以上の連続滞在は認められなくなってしまったんです。
なので、一度は出ておかなければいけない。というわけでネパールに行っていたのでした。

とってもいい気分転換になりましたが、お財布の紐が緩み過ぎました。
キュキュッと締め直していきます!

で、インドに戻って何をしているかと言いますと、デリーで日本語学校のお手伝いをしています。
2週間のインターン体験です。
日印夫妻のお宅に居候になりながら、毎日学校へ行って授業のアシスタントをしたり、学校宣伝の資材を作ったり、修了式後のパーティー準備をしたり、時にはチラシのビラ撒きをしたり。
いやはや、インドでビラ撒きのお仕事をするとはゆめゆめ。

これは日本語能力検定試験会場の様子。

N検会場

受験者で溢れかえっていました。
こんなに日本語を勉強してくれてる人たちがたくさんいるんですね。嬉しいなー。

でも、日本語学校の授業に生徒が誰も来ない日などがあって、ずっこける場面もありましたが。笑

居候生活が始まってすぐの日曜、学校の先生の結婚式に参加させてもらいました。
サリーを着て、久々のおめかしです。美味しいインド料理たくさん食べて、帰りの車で呼吸がありえないくらい浅くなっていました。サリーも着物と同じくお腹をギュッと紐で締めるんですよね。
しかしながら、インドの結婚式事情を聞くと驚くばかり。
今回も4時間遅れで新婦到着。笑
4時間ですよ?日本じゃすっかり披露宴終了しちゃう時間ですよね。
それをインド人たちは当たり前のことのように、食べて飲んで(ノンアルコール)、待っています。
ヒンドゥー教徒の結婚式は一晩中続くらしいのですが、今回はシク教徒の結婚式だったので、夕方にはパーティー会場を後にしました。

インド結婚式

毎日、居候先のインド人の旦那さんが美味しい手料理を作ってくれます。
インド料理大好きなので、料理を覚えたいとお願いし、いろいろお手伝いさせていただきました。

クッキングタイム

チャパティ伸ばしはなかなかセンスがあるとお褒めの言葉をいただきました。調子に乗って、チャパティの伸ばし棒買って帰ろうかと思案中です。
均一に薄く丸く伸ばすのはかなり難しいんですけど、お母さんなんかはあっという間にきれいに伸ばすんですよね。しかも焼きながら。
毎日焼いているとこんなふうになれるのかぁ〜。

デリーにはいろんなカフェがあるので、たまにインド料理以外も食べています。
お昼は奥さん(というか、インターンのボス)が、お弁当を用意してくれるので和食もけっこう食べました。有り難い。
インド人社長がフレンチに連れて行ってくれたりもしました。

インドでフレンチ

さながらデリー市民になったかのような生活、本当に面白いです。
奥さんはアーユルヴェーダのお仕事もされているので、というかこちらが本業なので、お家にはたくさんのアーユルヴェーダプロダクツが。オイルも自由に使っていいよとおっしゃっていただき、ネパールでできたひどい虫刺されに毎日オイルを塗り込んでいました。おかげですっかりキレイに治りました。

アシスタントとして役に立っているかどうかは、完全に怪しいですが、いい経験いろいろさせていただいて、インドで仕事することとか、フリーランスで働くこと、その覚悟や度胸、考え方なども勉強させてもらってます。感謝。

Natsumi

Asahi Japanese Language School

カトマンズから日本へ荷物を送る!

ナマステ!
こんにちは!

ナオミエルが帰ったあと、買い物の相談相手をなくして、堰を切ったように土産を買ってしまいました。しかも嵩張る物ばかり…。
もう限界。ジャイプールで買った手持ちの袋にも収まりません!
この旅二度目の発送です。(初回はタイから)

カトマンズからは4年前にも一度郵送しているので、勝手はだいたい分かります。
インドより丁寧かつ安い。

というわけで、液体などのNG品を除き、不要になったものや土産をまとめます。
箱は郵便局にあるはずなので、とりあえず荷物だけ持っていけばOK!
あ。でも箱が綺麗とも限らないし、箱が濡れないとも限らないので、布ものなどはビニール袋などに入れておくのがベターかと。

郵便局に着き、まずは敷地入口の売店でパスポートのコピーを。
写真ページとビザページの2種類を一枚の紙に印刷してもらいます。
売店の方も慣れたものです。

郵便局コピー

そして国際郵便棟がある右手奥の建物へ進んでいくと、
おっ!やってるやってる!
荷物を詰めてチクチク縫ってくれるひとたち!
書類チェックの係員の方たちも、建物の外で親切にいろいろ指示を出してくれます。

国際郵便

まずは、一通り発送品のチェックを受けます。
液体物や危険物はもちろん、現金などが入っていないか。けっこう厳重チェック。
係員のOKが出たら、次は書類の記入。宛先、発送元(住所は宿泊先の名前がわかればOK)、内容物、だいたいの金額、EMSかAIR MAILかなど。書き方見本があるので、それを見ながら書けば大丈夫です。

書類チェックを受けている間、今度は荷物を適当な箱に詰めて梱包です。
針と糸をもった係の人が、お世話焼いてくれるので、ほとんどノータッチ。
でも、けっこうぐちゃぐちゃに詰め込むので、大事なものは自分で詰めましょう。笑
ま、大事なものは送らないでしょうが。

さすがプロ。
手元見ないで縫ってます!

Percel箱詰めのおじさん

書類チェックのOKが出ると、税金&箱詰め賃の支払い。750ルピー。
若干値上がりしていました。

そして最後にその箱を持ってカウンターへ。
ようやく送料の支払いです。

EMSより少しだけ時間がかかる(といっても1週間で到着)AIR MAIL便を選択したので、料金も若干安め。
こちらは2008年から据え置き!
7.45㎏で3771ルピー。

総計4500円ほど。この金額を高いと見るか安いと見るか。
わたしは、この荷物の中身を日本で買ったら…ということを考えます。
送料を含めてもネパールで買ったほうがお得だったなと納得できればOK。

無事着いておくれよ〜

カトマンズ→静岡

ってことで、カトマンズから日本へ荷物を送る、の巻でした。
郵便局はココ↓

カトマンズ郵便局

ダンプスでリラックス〜

ナマステ!

ダンプスの居心地が思いの外、とっても良く、宿探しを始めたました。
安くて、清潔で、見晴らしの良い、静かな宿。
どこかにあるかな〜?

さきほどお邪魔した「月の家」は、風の旅行社のツアー客専門ロッジになるため、中を見学させてもらいチャイをご馳走になって出てきました。
あんな日当たりの良い綺麗な宿なら文句なしなんだけどな〜。

一軒、わりと小綺麗で整った庭付きのゲストハウス見つけ、今夜泊まれるか聞いてみました。
すると、なんと「満室」!
ゲスト一人も見かけなかったけど、団体さんが来るとかで…。

で、東側の集落の端っこの方をウロウロ。
日当たりが良いし、見晴らしも良さげだから、どこか空いてる宿はないかな〜。

2軒綺麗そうな宿があり、1軒はすでにゲストで賑わっていそうだったので、もう1軒を当たります。

ダンプス宿2

すると、一泊夕食付きで1000ルピーで宿泊できるといいます。
部屋は新しく、トイレも清潔、見晴らし最高で静か!というわけで、若干予算オーバーだったけど、チェックインさせてもらうことに。
部屋は3室のみで、今夜はわたし一人だけの貸切状態。ラッキー☆

ダンプス 宿

チャイをいただいて、チルアウト。
はぁ〜やっぱ山はいいなぁ〜気持ちいいな〜

暖房器具がないため日が沈むと冷え込んできます。
台所で火を使っているお母さんが「こっちで暖を取りな」と呼んでくれました。
今日はたまたま妹夫婦がポカラから遊びに来ていたらしいです。
そういえばよく似ている。

ダンプス 台所

夕食は定番のダルバード。
カトマンズのタカリ・バンチャレストランのダルバードもかなり美味しいかったですが、この宿のお父さんのダルバードも唸るほど美味しい。芋なんて最高。

過去イチのダルバード

お代わりをたくさんいただいて、お腹いっぱいで部屋へと戻ることに。

残念ながら曇り空で星はほとんど見えません。
でも翌朝のヒマラヤに期待して眠ります。

翌朝まだ日が昇る前に起きました。
外に出て、寝袋を被り、日の出をじっと待ちます。
うっすら明るくなると、辺り一面雲海。すぐ隣の山も見えないほど。

これはこれで綺麗だな〜と思っていると、雲の切れ間からマチャプチャレの先っぽが…!

おっ!!!薄く見える!見えてきたー!

時間にして1時間もなかったと思いますが、アンナプルナサウスから1、2、3、マチャプチャレと待ってたヒマラヤの山々が姿を現してくれたのでした。

ダンプス 眺望1

ダンプス 眺望2

またゆっくりトレッキングしに来たいなぁ〜

朝食後、ポカラへ帰る妹夫婦と一緒に宿を出ることに。
宿が意外とバスロードから近かったことにびっくり。

バルグンバスパークまで直行のバスに乗り、外国人料金をしっかり取られ、そこからまたバスを乗り換えてフェワ湖まで戻りました。
日帰りでも行けるダンプスですが、やっぱり朝イチの眺望が綺麗なので泊まりがおすすめ。
体力なくても、山の上までバスでも行けるので、年配の方も是非。

ポカラに戻って、気になっていたアーユルヴェーダカフェ「Ayurvedico Cafe」に入ってみました。
Musuliを注文すると、こんな美しい一皿が。

Musuli

ここは日本人がオーナーで、日本人スタッフも働いているお店。オーナーはおしゃれな女性。
見た目だけでなく、味も絶品。今まで食べたMusuliの中でナンバーワンです。
西洋人に人気のようで、いつもお客さんけっこういました。
ポカラは比較的ハズレのお店は少ないと思いますが、こちらは間違いのないお店です。是非。

ポカラ満喫したなー♡
短い期間だったけど、来てよかったです。

Natsumi

ポカラでリラックス〜

ナマステ!
こんにちは!

ナオミエルが帰国し、わたしはひとりネパール第二の都市ポカラにやってきました。
カトマンズから、ツーリストバスで750ルピー。
バス乗り場Sorhakhutteは、タメルチョークから歩いて15〜20分ぐらいのところ。
各会社のバスがズラーっと並んでいるので、チケットを見せて自分のバスの場所まで案内してもらいましょう。

ツーリストバスストップ

カトマンズ朝7:00出発でポカラのバスパークには15:30頃の到着。
途中、朝ごはんと昼ごはんのための休憩がありました。

久しぶりのポカラ。
いろんなことが変化していて、おそらくカトマンズ以上に変化していて、ビックリしています。
まずはツーリストの国籍。
どこの国でもそうですが、ここ最近では中国人ツーリストが大多数を占めるようになりました。ポカラも右に同じ。
中国語表記の案内板、ゲストハウス、食堂メニュー、そこかしこに見かけます。
トレッカーも西洋人全体と同じくらいいたかな。

逆に、日本人を全然見かけなくなりました。
4年前にはにぎわっていた日本人宿サンタナも撤退しちゃったみたいだし、よく通った激安激ウマ食堂もピッツェリアに変わっちゃってました。

レイクサイド北側にはだいぶお店が増えて、カフェやジューススタンド、ヘンプのクラフトショップもかなり増えたなぁ。
ダムサイドにあったヘンプギャラリーは店じまいしちゃったみたいです。あんまりお客さん来なくなっちゃったんでしょうね。
ショールを置く店は相変わらずいっぱいあるんだけれど、手編みのソックスや手袋は品数がだいぶ減りました。
単価安いもんねぇ…。とはいえ、4年前のダブルプライスですよ。200ルピーで売ってたものが400ルピーに。
我が家では、ネパールの手編みソックスを愛用しており、またいくつか買い足そうかと思っていたのに、価格もさることながら、かわいい色合いのソックスが全然見つからず。サイズも種類も昔の何分の1。ビームスが3,500円で売ってた手袋だって、もう店の端っこに追いやられちゃってます。

けれども、買うものがないのは今のわたしにはいいことで、その代わりと言っては何ですが、ポカラ近郊へトレッキングに出かけることにしました。
一度登ったことのあるサランコットへ日帰りトレックに行こうかなと考えていたところ、素敵なブログを書いてくださってる方がいて、ダンプスまで足をのばしてみることにしました。

参考ブログ↓
https://4travel.jp/travelogue/10838337

ダンプスは、アンナプルナエリアへトレッキングに行く際の入口のような場所。許可証などは取らずに行くことができる、ヒマラヤを近くで眺められるところです。

ポカラに来れば、ヒマラヤは当然見られるものと思っていました。
雨季でもないですしね。

ところが、到着した日も翌日も曇り。まったく山が見えない!!
せっかくポカラまで来てヒマラヤが見えないのでは、なんだか来た甲斐半減した気分。
曇り続きならきっと明日は晴れるはず!と、祈る気持ちでダンプスへ出かけることにしました。

ポカラの宿は滞在中の宿泊分全てを予約していたのですが、もしもダンプスでいい宿が見つけられたら一泊してこようと思い、一応寝袋の用意だけはしていきました。
めちゃくちゃ軽装です。
トレッキングシューズとステッキは装備していたものの、リュックすら背負わず、肩掛けバックに寝袋、水、お菓子、お財布、手ぬぐい。以上!

なめきってますが、でもダンプスまでなら正直これで十分です。
地元の人が毎日通勤で歩くような道ですから。

朝6:30にはゲストハウスを出発して、朝ごはん用のパンなどを買いつつ、ハランチョークでハリチョーク方面行きのバスに乗車。
シャンティナガルチョークで乗合ジープに乗り換え、バルグンバスパークまで。
さらにここからバスに乗ってトレッキングコース入口のフェディまで向かいます。
乗り換えの際、みかんを一袋購入。
バスの車窓から見えるヒマラヤ!久々のヒマラヤにドキドキワクワク!
これこれー!これが見たかった!と興奮気味に写真をパチパチ。
これはなかなか期待出来そうだなと心弾みました。

バス車窓から

9時前にはフェディに到着し、さっそく登り始めます。
舗装された登山道。

喉が乾いたらみかんを食べて。
地元の学校の先生が通りかかったので、みかんのおすそ分け。
ここからダンプスまで一緒に登っていくことに。
この先生は毎日通勤で往復してますからね。トレッキングコースといっても完全に生活道です。

先生とダンプス

ダンプス 到着〜!
到着したのは村の東側。
ここから村の中を散策しに西へ向かって歩いていきます。

ダンプス 到着

ゲストハウスけっこうたくさんあります。
アンナプルナトレックから帰ってくる人たちともたくさんすれ違いました。
みんな自然満喫していい顔してます。

わたしも元々はランタンやマナスルトレックを予定していました。
ネパール人の友達がトレッキングガイドをしていたため、彼にガイドを頼もうと思っていたのです。
でも、その友達が今はスペインに出稼ぎに行ってしまっており、なおかつガンゴトリでのトレッキングでガイドとのトラブルがあったことで、女ひとりで長期トレック出かけるのはリスクがあるなと思い返し、今回は断念することにしました。

風の旅行社が経営しているゲストハウス「月の家」を見てみたく、トレッキングコースをオーストラリアンキャンプ方面に向かって歩いていきます。
村の集落は大きく分けて2つに分かれており、西側の集落の中に小さく看板を出していました。

月の家

きれいに整備されたお庭。
晴天であれば、綺麗にヒマラヤが見渡せたでしょう。
そう、バスの中で期待したヒマヤラの山々は昼近くになるとすっかり雲に隠れてしまっていたのでした。

月の家庭

ヒマラヤの山々はそう簡単に姿を見せてくれません。
とはいえ、澄んだ空気と穏やかな気候で心地よい時間。
手頃なゲストハウスがあれば一泊していこうと決め、宿探しを始めました。

つづく。

カトマンズ!!

ナマステ!
こんにちは!

ナオミエルとの旅も、いよいよ最終地点までやってきました。
もう終わっちゃうのかと思うと、急に切なくなります。
でも無事にたどり着けてよかった。
ほんっとーに、無事たどり着けてよかったです!!!
ジャイプール〜デリー間のフライト、マジで超こわかった!

もう一回言います。超こわかったーー!!!

恐怖フライト

プロペラがむき出しになった小型飛行機。
キャビンは比較的新しく、キレイ。

でも、乱気流に入るとすごい勢いで揺れます。
っていうか、落ちます!たぶん、10メートル以上!

こんなにアームレストを力いっぱい握りしめたことはありません。
デリーに無事着陸したときには、脱力しました。

はぁぁぁーー

無事着陸したことに(とかこつけて)、デリーで乗り継ぎ待ちの間、ビールで乾杯です。
セキュリティチェックが厳しく、ウェイティングスペースも限られており、促された場所で仮眠をとりました。

そして、デリー〜カトマンズを安定飛行してくると、わたしにとっては4年ぶりのカトマンズに到着。

タクシーでタメル地区まで向かいます。
プリペイドタクシーだと700ルピーと聞いていたので、それよりも安く乗れればいいなと思っていたら、声をかけてきたドライバーが500でどうだ?と。
すぐにOKして、ホテルまで直行しました。
降りるとき、600って言われましたけどね…。ネパールもよくあるんですよね。タクシードライバーとのトラブル。でも、ここは強気に500ルピーで切り抜けました。

2泊お世話になるBodhi Boutique Hotelは、まだ新しくキレイ。
シャワーとトイレの間に仕切り扉があるのも嬉しい。
WiFiも申し分ない速さ。しかも停電中も使えるという。
メインスタッフのお兄さん、やたらお洒落だし。チャイも無料だし。最高!

カトマンズこそ、ホテル籠りの時間がけっこうありました。

というのも、カトマンズの大気汚染が深刻で。
いやはや、ここまでひどかったかなー?と。4年前よりさらにひどくなっている気もします。
空港からホテルまでタクシーを使って約20分。
その間だけなのに、さっそく喉の調子が悪く。ナオミエルも鼻水止まりません。
タメルの中心に宿をとって、出かけるのに便利な立地なのにもかかわらず、外を出歩くのが億劫だという悲しさ。

ごはんを食べに出て帰ってくると、二人とも風邪をひいたかのような声に。
わたしは喘息起こす勢いで咳が止まらず。

し、しんどいです。

せっかくお買い物もごはんも町歩きも楽しい場所なのに、この空気の悪さが邪魔をします。
ホテルの部屋が一番ホッとします。

それでも、せっかくネパールに来たのだから、ネパールらしい雰囲気を感じられる場所をと、ネワール料理が楽しめるキルティプルという町に行ってみることにしました。
バクタプルやパタンは入場料がかかりますが、キルティプルは無料。タメルからタクシーで500ルピーほどで行くことができます。もちろんバスでも行けると思いますが。

キルティプルの山道を登り始めると、ようやく息ができるように感じました。
丘の上からカトマンズ市街を眺めると、すごい霞がかっています。
あそこに住んでいる人たち、すごく心配です。

カトマンズ市内

キルティプルには、ネワラハナという有名なネワール料理の食堂があり、そこを目指してテクテクと。
途中道がよくわからなくなりましたが、「ネワラハナ」というと地元の人たちはみんな知っていて道を教えてくれます。

到着すると、1組のグループがすでに宴会をしていました。地元の人たちかなー??
わたしたちも同じく宴会スタートです。
ロキシーとチャン、地酒で乾杯です。

ロキシー&チャン

ロキシーは5段階強さが選べて、勧められた3番目を飲んでみましたが、すごく強かった。。
焼酎ストレートで飲むよりも、もっときついかな。
これはわたしでは対処できず、ナオミエルにお任せしました。
さすが酒豪です。全部飲みきってました。アッパレ。

ネワール料理

お料理は、ネワールターリを一皿と、ポテトクミン、焼きモモ、エッグクレープを注文してみました。
ネワールターリはお豆を中心としたカリカリごはん。なんていうか、、素朴すぎて表現が難しいのだけれど、、節分のお豆をたくさん食べているようなかんじです。この一皿ではまったく食事をした気にはなりません。
でも、ポテトクミンが安定の美味しさ。モモは少しスパイシーだけれど食べ応えがあり美味しい。エッグクレープもこれらのメニューにちょうどよく合うマイルドな味わいで、米粉かな?のパリっとした皮が美味でした。

景色のいい場所で昼間からほろ酔い気分で美味しいごはんをいただく。
あぁ〜幸せだ〜、幸せだね〜、とこの旅何度言ったでしょう。
その幸せ気分を一緒に共有できる人がいることもまた、わたしにはとても幸せなことでした。

もうあの大気汚染の中に帰りたくないね、と話していたけれど、わたしたちのホテルはタメル地区。
帰らなくてはなりません。

ナオミエルとの最後の晩餐は、タメル地区のチベットレストランに行きました。
ビールとモモとテントゥクとチョーミン。旅の最後にはとても庶民的なメニューとなりました。
最後の夜に乾杯をしたところで、隣のテーブルに見覚えのある顔が。
いや、実際には見知らぬ人なのだけれど、実兄によく似たネパール人が座っています。
あまりにもよく似ていたため、じっと見つめてしまいました。
するとその方、日本語が話せる人で、よく聞くと、日本にも仕事で行ったことが何度もあり、アウトドア用品の会社を経営する社長さんでした。
ほんの少し話しただけなのに、わたしたちの注文した料理全部と、プラスでビールもう一本を支払ってくれて帰って行ったのでした。
なにこのギフト!!なんて気前のいい社長さん!!

お腹も心もいっぱいになって、また大気汚染の中をホテルまで戻ります。
まだ19時くらいでしたが、気持ちよくなって、そのまま居眠りを始めるわたし。
ついには、翌朝まで寝続けました。ナオミエル最後の晩だったのに!笑

ナオミエルは、わたしが居眠りこいてる間、ホテルのお兄さんと音楽の話やらクラブの話で盛り上がっていたそうで、ビールご馳走になったと言ってました。
またおごってもらってる!笑
ナオミエルのラッキーな夜に、ホッとしたわたし。いつも寝てばかりでごめんね!!

ナオミエル出発の朝。
トイレットペーパーやら除菌シートやら、不要になったものを譲り受けます。
ナオミエルは、空いたスペースにお土産を詰め込んで、少し荷物がまとまった様子。

10日間、本当にあっという間だったけど、いろんなこと共有できた充実の濃い10日間でした。
来てくれてありがとう!
また日本に帰ったら、この旅をツマミに飲もう!

ナオミエル

ジャイプ〜ル!!

ナマステ!
こんにちは!

やってきました、ジャイプール。
ラジャスターン「3J」のうち、もっとも華やかでもっとも大きな街、ピンクシティーです。
これまでわりとコンパクトな町を歩いていたため、ナオミエルがその交通量やら建物の大きさに驚いています。

まずは、お目当てのアノーキへ!ブロックプリントの布ものを扱うお店です。
着いていきなり買い物がスタートです!笑
でも、ジャイプール発祥のアノーキですから、行かぬわけにはいきません。
宿からも歩いて15分ほどの距離。

おぉぉぉぉ〜さすがに美しい店内。しかも広い。

インド人サイズではブカブカになってしまうため、自分サイズを見つけるのが大変ですが、かわいいオシャレなお洋服がたくさん!
クルタも欲しいなと思っていたのですが、アノーキにはクルタはなさげ。
パンツワンピースとストール2枚、シャツ、ハンカチを購入して一旦ストップ。
アノーキは、まだ今後も別の都市で訪ねる機会があるでしょう。少し冷静になります。

でも、買ったものには大満足。
やっぱりブロックプリントが可愛い!!!

アノーキの後は、ナオミエルのリクエストにより、スチール皿を買いにバザールへ。
インド料理を自宅で食べるなら、やっぱりスチール皿欲しいですよね。
お料理大好きなナオミエルなので、重たくても絶対に買いたいと。

シティーパレス内のバザールは、あっちもこっちも入り組んだ路地に所狭しと店が並んでいるので、店探しも楽ではない。
宿で教えてもらったTripolia Bazarというスチールバザールを目指し、リクシャーを使って移動します。
一件、いいかんじのスチール屋を見つけて入ってみると、お皿、カップ、鍋、フライ返しなどなど、いろんなスチールのキッチングッズが。
値段はスチールの種類と重さで決めてるみたいで、毎回値段を聞くたびに計りにのせていました。
シンプルなお皿とカップ数種類を買ってご満悦のナオミエル。

いい気分のまま、nirosというレストランで乾杯。有名なラッシー屋Lassiwaraの目の前です。
本当にひっさしぶりにお肉を食べました。タンドリーチキン。
お腹の調子も完全に復活した模様。
サグカレーとともに、美味しくいただきました。
ちなみに、Lassiwaraのラッシーは本当に美味しい!わざわざ行って損なし。

ラシワラ

ジャイプール2日目は、チャンドバオリへ。
巨大な階段井戸です。
この旅で、唯一行きたかった観光地。基本、あまり観光スポットへは行かないのですが、ここだけは見てみたかった。
ジャイプールのバススタンド(メトロ駅の真下)からスィカンドラまでローカルバスで。ひとり75ルピー。
スィカンドラからチャンドバオリまでは、往復リクシャーをチャーターして300ルピーでした。
ジャイプールからの所要時間はバス1時間半、リクシャー30分の、合計2時間強といったところ。

さて。期待していたチャンドバオリ がこちら!
じゃん!

チャンドバオリ !

チャンドバオリ 1

チャンドバオリ 2

って、わかりづらいかー!

でも、おっきぃ〜んです!インド人すごいです!こんな大きな美しい井戸をつくっちゃうなんて!
向こう側に立ってる人が豆のよう。

でも、いくら大きいとはいえ、階段を降りることもできないし、周囲をグルッとゆっくり回っても20〜30分あれば十分。

トイレに寄って、土産物屋を覗き、リクシャーワラの待つ駐車場へと戻ります。
あ。ここのトイレ、とってもキレイです。人が入るたびに床を水で洗い流してました。安心して使ってください。

ジャイプール市内までは、来た道を同じくローカルバスで戻ります。
今度は激混みで、1時間半立ちっぱなし。

スパイス類を買うために、ビッグバザールというスーパーの入っているデパート前でバスを降りました。
ジャイプール市内に何店舗かビッグバザールがあります。お土産に困ったら行ってみるといいと思います。

デパートの中に、ウェストサイドという店があり、ここもまたかわいいワンピースがズラリと。
あんまり見ないようにしようね、とナオミエルとブレーキかけ合いながらも、素敵なクルタを見つけて購入。999ルピーだったから、まぁいいかな。
ナオミエルはここでも数着購入してました。
もうこの勢いは止められません。笑

夕方、荷物を預けていた宿へ戻ると、オーナーが目を丸くして「その荷物はなに?!」と。
全部お買い物だよと答えると苦笑いしてました。
でっかいバックパックに加えて、手持ちの荷物もなかなかの大きさ。

さて、このあとカトマンズでナオミエルの買い物の勢いはどうなることでしょう?
ジャイプール空港でかわいいワンピース購入をぐっと堪えた彼女でしたが、その後はいかに?

カトマンズ編へと続きます。

ちなみに、ジャイプールでお世話になった宿もとってもおススメなので、記載しておきたいと思います。

All Season Home Stay
インド人が住む、どでかいお家のゲストルームを借りるスタイルの宿です。
清潔で、天井も高くて、設備も十分。
バスルームにファンが付いていて、洗濯物がすぐに乾き、助かりました。
250ルピーの朝食も、食べきれないほどたくさん美味しいものを用意してくれます。
チャイはここでいただいたものが、最近の中ではベスト!

all season home stay

ジョ〜ドプル!!

ブルーシティ

ナマステ!
こんにちは!

ジャイサルメール からバスに揺られること5時間、ブルーシティーとして有名なジョードプルにやってきました。
ナオミエルを乗せるのに、できればデラックスバスを…と思っていたのですが、予算の3分の1ほどの金額のバスしか取れませんでした。
5時間乗って300ルピー。一応ACバス。
けれども、彼女は文句を言うでもなく、持参したネッククッションを装着して快適そうに寝ておりました。適応力すごい。

ジョードプルでは、この旅一番の素敵宿に泊まります。
見てください、このアーティスティックなシャレオツ宿!
アンティーク作品がそこかしこに。

ジョードプル洒落宿

ジョードプル洒落宿2

屋上からの眺めも最高です。
町歩きにそんな期待をしておらず、宿でゆっくり過ごそうという計画です。
翌日もジャイプールへ向け早めの出発なので。

…と思っていたのですが、ところがどっこい。

ジョードプルなめてました。
ごめんなさい!すごく楽しい町です!実質半日しかいられず、もったいなかった!

フォートはジャイサルメールより何倍も立派で、眺めもよく、ミュージアムショップは良心的な価格で可愛いものがたくさん!しかも質が良い!
ナオミエルも買い物魂に火がついたのか、次々に買い物カゴに物が増えていきます。店員さんにもロックオンされている。笑
どこの国でもミュージアムショップが好きでよく入るのですが、ジョードプルのフォート内ショップは満足度高いです!

そして、宿の周りにもかわいいお店がたくさん…
やばい、ナオミエルと同じ感覚で買い物してたら、帰国せねばならない!

なんとか財布の紐を締めようと努力しますが、かわいいものの前には無力です。
Tシャツ、革スリッパ、クッションカバー、メモ帳、ハンカチ、、、
いったいこの荷物どうすんの?ってかんじです。
日に日に膨らむバックパック。
爆発する日もそう遠くはないかもしれません。

そうそう!時計塔近くのスパイス屋さん。M.V. SPICES。青果売り場の向かい側にズラリと並んだスパイス屋の中でも、もっとも混み合っているお店。フォート内にも売り場を持っているスパイス屋さん。
ここのヨーグルトマサラがめっちゃ美味しいです!
400ルピーと高いけれど、買わずにいられぬ美味しさ。
ライタ(ヨーグルトサラダ)を作るのにピッタリな味。ふつうにサラダにパラパラっとかけても絶対美味しいはず。
ナオミエルと目と目を合わせて「なにこれ〜〜〜!!」と感動を分かち合ったマサラです。
お料理好きな方、インド料理好きな方、是非!!買って損なし!

MVスパイス

ジョードプルはどんどんお札が飛んでいく町です。
ある意味、半日の滞在でよかったとも言えます。
ジャイサルメールの素朴さに比べて、洗練されている。
観光の順番としては、ジャイサルメール→ジョードプルで正しかったと思います。我々的に。

さて。
いよいよ、買い物本番のジャイプールへ!え?まだ本番じゃなかったって?笑
そうなんです。ブロックプリントの本場で布の誘惑が待っているんですー!
怖い!どんだけ買っちゃうの!?

Natsumi